一昔前までは下取りで車を引き取ってもらうというのが一般的

新しい車を購入するという理由や乗っていた車が故障したという理由などで乗っている車を手放すことになった場合に、乗っている車を廃車にするという選択肢がありますが、それだけでなく乗っていた車がまだまだ中古車として価値が残っているようであれば、買取してもらうという選択肢もあります。

車を買取してもらう場合は中古車買取業者に買取をしてもらう方法か新しい車を購入する販売店に下取りとして出す方法があります。

この下取りというのは新しい車を買う場合に乗っていた車が不要になるので買取してもらうというシステムで、一昔前までは下取りで車の買取をしてもらうというのが一般的な方法でした。

最近では中古車を買取してくれる買い取り専門業者が増えたこともあって、昔に比べるとディーラーへ下取りとして出す人が大幅に減っています。

下取りとして車を出す場合は車を購入するお店が査定することになりますが、下取りとして買取ってくれたお金を新車の購入費用に充てることも可能なので、下取りとして車を出すことによって新車が安く購入できる可能性があります。

もし下取り車が有名車種の絶版車なんかで車の価値が高く、それが購入する車よりも価値が高い場合となると、新しい車を無料で購入できて、さらにキャッシュバックがあるという場合もないわけではありません。

乗っている車によっても下取り金額というのは変わってくるので、場合によってはあまり査定額が良くないこともありますが、買取金額が低い場合でも新車に何らかの付加価値をつけてくれる場合もあるので、まずは乗っている車を下取りに出すところから始めると良いでしょう。

■中古車オークションの普及で下取りが下火に

かつて中古車の流通といえばディーラーの下取りに出された中古車がほとんどでした。

1980年代頃になるとオークション業者による大規模な業者オークションや通信衛星を介したネットオークションなどが行われるようになり、このような中古車のオークションが全国各地に広まっていきました。

この業者オークションの普及を背景に、1990年代にはガリバーインターナショナルに代表される新らしい業態の「中古車買取専門店」が全国各地に登場するようになります。

つまり、買い取った中古車を業者オークションで捌くという新しいスタイルの商売が広まり、その買取価格が(オークションの落札相場を背景としている)がディーラー下取りよりも有利であったために、ディーラーによる下取りは中古車流通の主役の座から一挙に転げ落ちてしまったという訳です。

現在では中古車流通の7~8割が業者オークションを経由したものになっているといわれています。

このように、車買取店にすっかり押されてしまった下取りですが、もともとディーラーは中古車に力を入れていなかったので、こうなってもディーラーとしては全然平気なのでしょうね。

実際に「ぜひ下取りに出してくれ」といわれることもありませんし、下取りしない方が名義変更などの手続きが減って楽だなんて思っているのかもしれません。

新車ディーラーなのですから新車販売でしっかり儲けるといったところなのでしょう。

「車を買い取ってナンボ」の車買取店と比べて中古車買い取りに対するモチベーションが全く違うのも当然だということですね。

この点からも、中古車を高く売りたいのであれば下取りでなく買取の方の有利になる一因が見えてきます。

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